中日双语|漫画和日中两国的历史问题

栏目:人物资讯  时间:2022-11-22
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  「本文来源:人民中国」

  今天我们继续推送“熊猫杯”全日本青年征文大赛获奖作品,一起来看看高木麻衣与中国的故事吧!

  高木麻衣:立命馆宇治高中在读

  我认为日本和中国看待历史问题的方式有所不同。例如,我最近深刻体会到,我们日本人平时见怪不怪的漫画中,可能有些地方在中国人看来就是在轻视历史问题。

  我很喜欢漫画《我的英雄学院》。在这个漫画的设定中,故事的开头,在日本的中国地方降生了一名发光婴儿。之后,世界各地均报道发生了异常现象,最终全球约有80%的人都拥有了某种个性。有的人力大无穷,有的人可以飞翔。但是,在另外约20%的人身上却没有发现任何个性,被称为“无个性”。在那个世界中,出现了使用个性作恶的反派,与此同时,与之作斗争的英雄这一职业受到关注。这部漫画讲述了一个憧憬英雄的无个性少年成长为顶尖英雄的故事。但是,却突然受到了一些中国人的指责,引发轩然大波。因为这部漫画原本在中国广受欢迎,所以发生这种情况让我着实吃惊。

  中国人为什么会抵制《我的英雄学院》?这与漫画中最大反派、人称“疯狂科学家”的博士有关。他在反派中处于领导地位,围绕他的谜题很多,他使用假名字“氏子达摩”,隐藏了自己的个性和真名,直到最终决战前,人们才知道他叫“志贺丸太”,没有个性。正是这一点让中国人产生了抵触。因为,“丸太”是日军731部队对人体实验受害者的隐晦称呼。而且,“志贺”也会让中国人联想到痢疾杆菌发现者志贺洁。因为将进行人体实验的角色命名为“志贺丸太”,所以,“欠妥”“谢罪”等指责和谩骂声此起彼伏。对此,日本国内的粉丝反驳称“不要将外国的文化常识强加给我们”“如果觉得不愉快就别看”,双方在社交网络上发生争执。最终,从争论历史问题变成了互相宣泄日常压力。受此影响,漫画作者和其刊载杂志《周刊少年Jump》赔礼道歉,并更改了角色名称。但对于这一结果,日本国内的批评声浪更高了,而中国则认为是理所当然。

  另一个令我吃惊的地方是,日本人的评论中经常出现表示不了解历史问题的留言,例如“我之前不知道‘丸太’还有这种意思”。实际上,我在高二时才第一次学到这个知识点,从评论中可以看出很多日本人可能忘记了或是根本没学过。通过学习历史,我们可以了解过去的教训。而且,从铭记历史过错和赎罪的角度出发,了解日本人的所作所为对于受害者来说非常必要。但是,我们现在的学习方法只是为了完成研究课题或应试而灌输知识,用完之后很快就遗忘了。所以才会出现“不知道‘丸太’是什么意思”的评论,并且深深地伤害了中国人的感情。对于中国人来说,731部队是最痛苦的回忆,当然应该铭记,而在日本,了解这段历史的人并不多。在这方面,日中两国之间的历史认识出现了偏差。我认为,日本不能只学习自己作为受害者的历史,还应该教育民众日本给哪些国家造成了何种程度的伤害。

  最后,我认为中国人和日本人应该互相理解,努力形成共同的历史认知,通过时刻反省,使大家可以共同体会阅读漫画这种优秀文化的乐趣和感动。我们不应该处于对立,而应该接受两国历史和文化的差异,探索走向未来的方式。

  获奖感言:

  得知自己获奖,去拜读其他获奖作品时,我忽然感到很不安:自己的作品真的可以吗?能够收获这样一个奖项非常开心。同时也非常感谢有幸体验了如此精彩的线上颁奖仪式。最后我想说,因为我目前还在学习汉语,所以很期待初次访华接触中国文化。

  漫画と日中間の歴史問題

  高木 麻衣(たかぎ まい)

  立命館宇治高校在学中

  日本と中国では歴史問題の捉え方が違うと思う。例えば、私達が普段何気なく見ている漫画でも中国人にとっては歴史問題を軽視しているように捉えられることもあると最近実感した。

  私は、『僕のヒーローアカデミア』という漫画が好きだ。この物語の始まりは中国で発光する子どもが生まれたという設定で繰り広げられていく。それ以来各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割がなんらかの個性と呼ばれるものを持ち始めた。ある人は超パワーを持ち、またある人は空を飛べる。逆をいえば、約2割は無個性と呼ばれ、なんの個性も発現されない。この世界では、個性を悪用するヴィランが生まれ、またそれを取り締まるヒーローという職が脚光を浴びた。この漫画は、ヒーローに憧れた1人の無個性の少年がトップヒーローを目指す物語だ。しかし、この漫画が突然一部の中国人から批判され、炎上した。もともと、中国でも高い人気を誇っていたため、私は驚いた。

  なぜ、批判されたのか、それはこの漫画に出てくるヴィランの中でも1番上の組織に位置するドクターと呼ばれるマッドサイエンティストの名前が関係している。彼は謎が多く、氏子達磨という偽名を使い、個性も本名も伏せられていたが、最終決戦に近づくにつれ、このキャラクターの名前が「志賀丸太」で無個性だと判明した。このことに中国人は不快感を抱いた。なぜなら「マルタ」とは日本軍の731部隊で実験に使われた人々を指す隠語であり、また「志賀」という言葉も赤痢病の発見者の名前を想起させると中国人は捉えたからだ。人体実験をするこのキャラクターに「志賀丸太」という名前をつけたことにより「配慮が欠けている」「謝罪しろ」などの非難の声や罵詈雑言が相次いだ。それに対し国内のファンは「海外の文化の常識を押し付けるな」「不快なら読まなければいい」と返し、SNS上で言い合いになった。もはや、歴史問題から、日頃のストレスを言い合う場となってしまった。これを受けて作者と週刊少年ジャンプは謝罪し、名前の変更を行うと述べた。しかし、この対応に国内では更に批判の声があがり、中国では当然の対応だと意見が分かれる結果となった。

  私がもう一つ驚いたことは、日本人のコメントが「そもそもマルタがそのような意味を持つと知らなかった」などの歴史問題を認識していない発言が多かったことだった。実際私も高校2年生の時に初めて学んだが、多くの日本人は学んだことを忘れているか、そもそも学んでいないのだとコメントから分かった。私達は、歴史を学ぶことで過去の教訓を得ることができる。そして、被害者のためにも日本人が何をしたのかを知ることは、過去の過ちを忘れないことや罪を償う意味でも必要だ。しかし、私達は今、課題や受験のためだけに知識を詰め込み、終わればすぐに忘れるような勉強法をとっていると思う。だから「マルタの意味なんて知らない」などと投稿し、中国人の心を深く傷つけるのだ。中国人にとっては、731部隊は最悪の過去であり、当然知っているべきものだと思っているが、日本人で知っている人は多くないだろう。ここで日中間の歴史認識に差が出てくる。私は、日本が被害を受けた歴史ばかりを学ぶのではなく、どこの国にどれほどの悲惨なことをしたのかを教えることが必要だと思う。

  最後に、中国人と日本人が互いに歩み寄り、共通の歴史認識を持つ努力をし、時に反省することで、漫画という素晴らしい文化を読む楽しみや感動を共有できるようになると思う。私達は、対立するのではなく、両国の過去や文化の違いを受け入れて、前に進む方法を探すことが必要だと思う。

  受賞の感想:

  自分が受賞したことを知り、他の受賞者の作文を拝見した時、本当に自分でいいのかと不安になりましたが、このような賞をいただけてとてもうれしいです。オンライン表彰式という素晴らしい経験もさせていただきありがとうございました。最後に、私は今中国語を勉強しているので、初めての訪中ですが中国の文化に触れられることが楽しみです。

  翻译:毕经成

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