老师专栏丨天気がいいから、美術館に行こう

栏目:人物资讯  时间:2022-11-23
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  朗读版04:58来自大原日语学校

  

  

  春らしい陽気を待ちわびていた。そしてようやく、2月最後の週末に晴天が訪れ、私は開催中の成都ビエンナーレに行った。二回目だった。常日頃、甚だ出不精な私にとって、これはかなり奇妙なことである。旅行中、ご当地の美術館や博物館に足をび、その都市のランドマークを一通り観覧するのはともかく、生活する都市の美術館にわざわざ行くのは、よほど興味のある芸術展がなければ、出かける気にはならない。やはりタイムリミットっていうのが一番の推進力かな。もしくは、私の住んでいる都市には、その「よほど」がなかなか見られなかったとも言える。裏を返せば、今回のビエンナーレはかなりのレアもののように思える。

  

  開催地の「天府芸術公園」は去年竣工されたばかりで、個人的には突如として現れた感じ。水深の浅そうな湖を真ん中に挟み、(ニーミングがかなり紛らわしい)「成都市美術館(A区)」と「成都市当代芸術館(B区)」の二館が建つこの公園は、都市の新たな名刺となるだろう。これまでは正直、隈研吾さんが手がけた「知美術館」をおいて、成都に「国際的」な美術館がないと思っていたから、今回で「建築で町おこし」の世界的ブームにったのかな。実際、白のうねる屋根が小さな翼に見えて、モダンな存在感を放つA区と、緑に覆われる屋根から少し禅の匂いが漂ってくるB区とよく映えあっていて、陽気な日ならなお、市民の憩の場にふさわしい、居心地のよい空間の創出に成功している。開催中のビエンナーレは、世界中のアーティストからの作品を展示している。コンテンポラリーアートに疎い一市民として、思わず眉を顰めたり、突っ込んだりしたくなるような作品が結構ある。一方、微笑ましい気分にさせてくれるユーモラスな作品や、社会性の帯び方に優れ、少し考えさせてくれる作品もある。また、「あれ、これってパクリじゃえ?」と、芸術の素人である私にも見覚えのあるような、ないような作品も見かける。(見覚えといえば、B区内装の打ちっ放しコンクリート壁面から安藤忠雄の名前を拭えないが)まあ、それはそれで、アートにおける「パクリ」と「インスパイア」の線引きについて考えるきっかけを提供してくれる。とにかく、私なりに楽しめたのは事実だ。

  

  よく現代アートが分からないという声を聞く。正直、私もほとんどの場合、分からない。でも、作品の解説を読むなり、アーティストのプロフィールを調べるなり、作品のメッセージ、創作に至るまでの経緯など、それにまつわる文脈を把握しようとする。もちろん、白紙状態で、作品に出会う時に生じる化学反応を察知し、感情の揺さぶりをその場で味わうのも面白い。あるいは、美術館という非日常的な空間を舞台に、セルフィーを撮り、自慢の一枚をSNSに投稿するという今時の若者らしいやり方も悪くない。最悪、作品に全く興味が湧かなくても、建築物そのものをじっくり見つめ、線と色の奏でるシンフォニーを楽しむのもありだ。現に、美術館建築が建築業界の最前線であり、クリエーティブ魂の詰めた名所が大勢の人々を魅了している。だから、「分からない」の一点張りで、楽しめないままでいるのは非常に残念なことではないだろうか。

  

  最近はまた、コロナが成都に影を落とした。外出を控え、リスクを回避するのはもっともだが、その影が薄れる日が来たら、春の太陽を浴びながら、ぜひ美術館巡りの旅に出て、新しい発見に巡りあうといいね。

  

  文字/陈老师编辑/陈老师图片/陈老师

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