双语|花滑记者眼中的羽生结弦第1回(中篇)不落俗套的回答

栏目:人物资讯  时间:2022-11-23
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  木村:プロになって、自分でプロデュースするという意識を感じた、と。次の質問。「羽生さんには、彼独特の言葉を感じられます。今回はどこにそれを感じましたか」。

  木村:我觉得转为职业选手后,羽生有了策划的意识。下一个问题,“能感受到羽生独特的语言,这一次您是从哪里感受到的呢?”

  後藤:いっぱいあるんですけど、もちろん独特の考えを持っているし、加えて、その独特の考えを言葉に置き換える力というのがやっぱりすごくて。僕ら記者は言葉を使うプロですけれど、「いつも使われる典型の言葉」を使いがちですよね。でも、彼は本当に自分の言葉を持っているので、すべての質問にありきたりな感じの返答はしないんです。

  后藤:很多地方,他独有的思维自不用说,厉害的是他拥有把这独特思维转换为语言的能力。我们记者也算语言上的专家了,但还是很难避免使用陈腔滥调。不过羽生真的有自己语言表达方式,他对所有提问的回答,都不会让你觉得平庸。”

  

  たとえば、都築章一郎先生と練習をしていたときに「何でも自由にやればいい」というプレゼンテーションがあったんですね。そのことを振り返って、「自由ではなく与えられたほうが楽なときってありますよね」という話をしたのですが、羽生さんは「正解のないところにいくのが好きだ」「用意された正解ではなく、自分がこうやりたいということをしたい」という言い方をしたんです。

  比方说,曾经在羽生和都筑章一郎教练一起训练的时候采访他,有一个“随意做什么都行”的环节。回顾这个,说起“比起没有规定,还是有个提问框架比较轻松吧”,但他当时是这样说的,“我喜欢没有固定的答案”、“不希望照本宣科地回答,而是按照我自己想做的来回答。”

  昔から羽生さんは、プルシェンコさんやヤグディンさんなど好きなスケーターがいるとおっしゃっていましたが、本人は「その選手みたいになりたい」というイメージではないということも言っていて。そういった選手をリスペクトしつつも、その先に「他の誰でもない羽生結弦になるんだ」という思いをずっと持っている。憧れの選手がいるだけでなく、さらに理想の自分を描いているんです。僕も話を聞いていて、「ああそういう風に考えればいいんだ」「そういう風に仕事をしよう」って思ったり(笑)

  以前他说过,虽然喜欢普鲁申科和亚古丁等选手,但他也说过不是“希望成为像他们那样的选手”这个意思。羽生尊重那样的选手的同时也一直抱有这样的想法:在将来,成为独一无二的羽生结弦。不仅有自己憧憬的选手,更要描绘出理想中的自己。我也听说了此事,觉得“能这样思考真棒啊”、“就按照这样来开展工作吧。”(笑)

  

  木村:私もインタビューを後ろで聞いていて、その言葉がとても印象的でした。続いて、「羽生さんの言葉が生きる力になっています」という方からの質問です。「後藤さんが、今回一番意表をつかれた言葉」はありますか?

  木村:我也在后面听到了采访,这些话给我留下了深刻印象。接下来,来自名为“羽生语录是生存力量”的粉丝提问,“后藤先生,这次最让你出乎意料的话是?”

  後藤:今回は、「飛躍の原動力」というテーマで取材していたんですね。今は個性を大切にする時代ですし、自分に自信を持って、自分の基準でやればいいのかな、と僕は思っていた。

  后藤:这次以“飞跃的原动力”为主题进行了采访。我以前想现在是以个性为重的时代,对自己抱有信心,按照自己的原则行事就可以了。

  だから、「目標は自分で決めればいいんですかね」なんて聞いてしまったんですけど、羽生さんからは「他の人から与えられるほうが強いですよ」と返ってきたんです。人によって目指すところは違ってもいいんだけど、他の人が自分のことを一生懸命応援してくれるからこそ、自分も頑張れる、と。

  因此,当我问羽生:“目标由自己来决定就行了吧?”,但得到他的回答是“目标由他人来决定,会变得更强。”羽生认为虽然不同的人有着不同的目标,但是正因为有这些人的大力支持,自己才能更努力。

  

  僕は「自分のなかで完結して、内発的にやればいいんだ」と短絡的に考えていたんですけど、「同じ目線で同じ目標を目指してくれる人の存在が大切だ」と羽生さんは言っていました。

  我的想法很简单,“事就在自己心中结束,私底下做就可以了”,但羽生却说“为我从同一个角度设定同样的目标,这样的人,他们的存在很重要。”

  後から考えてみると、それってスポーツマンシップの「お互いを尊重して応援する」「競い合う相手であっても、相手の目標をよろこんで応援してあげる」という原点の原点です。それを羽生さんはこういう言葉で表現してくれるんだな、と思いました。

  后来我思考了一下,这就是运动员精神里的基石,“互相尊重地去应援”、“即使是竞争对手,也要愉快地为对方的目标应援”。(译者注:我觉得后藤你这段话就有点发散了,哪里看出要为竞争对手应援了)这就是羽生想通过语言来传达的思想。

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