「天声人语·中日对译」日銀総裁の発言(20220608)

栏目:人物资讯  时间:2022-11-22
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  古代ギリシャの哲学の祖といわれるのがタレスである。天文学にも関心が高く、日食を正確に予測したことでも知られている。彼はある夜、空を見ながら歩いていて、溝に落ちてしまった▼

  古希腊哲学鼻祖泰勒斯,对天文学也颇为痴迷,以准确预测过日食而闻名。一晚,他一面走路一面观星,不小心掉进了沟里。

  助けてくれた女性からこう皮肉を言われたそうだ。「遠い星のことは研究したがるのに、自分の足もとは見ようともしないのか」(ヴァーマ著『ゆかいな理科年表』)。専門知はあるのに、こんな基本的なことができないのかと▼

  据说当时有一位女性救了他,并笑话他说:“天上的星星那么远你愿意去研究,脚下的路却都不多看一眼”。意思是你懂得那么多专业知识,怎么连最基本的事都做不到?(《愉快理科年表》作者弗马)。

  この人も専門知はあるに違いない。しかし、ものの言い方一つで反感を買ってしまうことへの世間知が足りないようだ。日本銀行の田東彦総裁が講演で、最近の物価上昇をめぐり「家計の値上げ許容度も高まってきている」と述べた▼

  今天笔者要写的这位无疑也是一位专家。只不过,这位专家好像缺乏最基本的处世之道,不知道一句不当言论就能触犯众怒。对于最近的物价上涨,日本央行行长黑田东彦公开发言称:“民众对家庭开销上涨的容忍度有所提高”。

  「なじみの店でなじみの商品が10%値上がりしたときにどうするか」とのアンケートに「他店に移る」と答えた人が減ったからだという。しかしそれは普通の日本語で言えば許容ではなく「あきらめ」だろう。案の定、誰も許容なんてしていないと批判され、釈明に追われた▼

  他给出的理由是,面对调查问卷上“当你经常光顾的店铺熟悉的商品价格上涨10%时你会怎么办”这一问题时,回答“改去别家”的人减少了。但是,正常情况下这个在日语里不应该叫“容忍”而是叫“死心”吧?果不其然,“我们才不是容忍,只是别无选择”等批判蜂拥而至,黑田行长不得不在国会上对此发言做出了解释。

  かつて田総裁は「飛べるかどうかを疑った瞬間に永久に飛べなくなる」というピーターパン物語の言葉で自らの決意を語るなど、表現を工夫する姿勢があった。しかし金融緩和の効果が期待通りとならず「悪い物価上昇」も言われるいま、余裕を失っているのかもしれない▼

  黑田行长曾经在表达自己实施金融政策的决心时,引用了彼得潘故事里的名言“在你怀疑自己是否能飞那一瞬,你就永远飞不起来了”,能看出那时的他在发言的遣词上是很下功夫的。只是在宽松货币政策不及预期,物价被称为恶性上涨的如今,他也不复昔日之从容吧。

  物価の番人である日銀の言動へ注目は続きそうだ。そのトップが「世の中をわかってない」と思われるのは誰にとっても不幸である。

  负责调控物价的日本央行一举一动都将持续受到关注。而其头领被认为是一位不知世间疾苦之人,对国民来说又何尝不是不幸呢。

  【单词解析】

  1.反感を買う

  反発反抗の感情を相手に抱かせる(抱かれる)こと。

  2.許容度「きょようど」:

  許容できる範囲にあること;許すことのできる水準。

  3.馴染み「なじみ」

  なれ親しんで知っていること。

  4.釈明「しゃくめい」

  自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。

  【背景知识】

  金融政策:日本銀行は、日本の中央銀行として、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資するため、通貨および金融の調節を行うこととされています(日本銀行法第1条、第2条)。調節にあたっては、公開市場操作(オペレーション)などの手段を用いて、長短金利の誘導や、資産の買入れ等を行っています。こうした中央銀行が行う通貨および金融の調節を「金融政策」といいます。

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